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東京のヘレン・ケラーに「光」と「音」を。 ― 東京盲ろう者友の会
まず最初に、プレコラにご賛同いただけた理由をお聞かせいただけますか?
目が見えない視覚障害者、あるいは、耳が聞こえない聴覚障害者については、多くの方が何らかのイメージが浮かぶのではないかと思います。しかし、目と耳の両方が不自由な「盲ろう者」については、なかなかイメージが浮かばないのではないでしょうか? 「プレコラ」は、福祉や障害者などに普段あまり関わりのない個人や企業との橋渡しをする機能を果たすものだと理解しています。「プレコラ」という架け橋を通じて、皆様に少しでも「盲ろう者」という存在に触れて、イメージを持っていただくとともに、社会貢献の一歩としていただければと思い、参加させていただくことにしました。


普段、どんな活動を行われているのですか?
盲ろう者とは、「見えない、聞こえない」という二重の障害を持った人のことを言います。東京盲ろう者友の会は、そのような状態に置かれた盲ろう者の自立と社会参加を支援することを目的とした団体です。盲ろう者の移動とコミュニケーションを支援する「通訳・介助者」の派遣、盲ろう者が安心して十分に情報が伝わるように配慮された交流会や学習会の開催、視覚と聴覚を失っても自立して生活を送れるような技術を身につけるためのリハビリテーション訓練などの各種サービスを盲ろう者に提供しています。


今後、どういった活動を予定されていますか?
東京盲ろう者友の会は、平成21年5月に「東京都盲ろう者支援センター」を設立しました。 センターでは、盲ろう者が自立した生活を送るために必要なリハビリテーション訓練を提供するとともに、閉じこもりがちな盲ろう者の社会参加を促すために、交流会や学習会を開催します。
また、盲ろう者本人はもちろん、ご家族や支援者、関係機関からの相談も常時、受け付けております。 東京都内に盲ろう者は2千人程度存在すると推計されています。それらの盲ろう者がが、学び、働き、交流し、皆とともに暮らすという生きている手応えのある人生を送れるよう、支援していきたいと考えています。


最後になりますが、御社が目指す方向性(理想像・社会・モットーなど)について教えていただけますか?
盲ろう者は、既存の視覚障害者向けサービスや聴覚障害者向けサービスを利用することが難しく、福祉行政の谷間におかれ、一般社会からも置き去りにされてきました。
東京都盲ろう者支援センターが設立され、総合的な支援サービスが提供できるようになったものの、まだセンターの存在を知っている盲ろう者は一握りです。どんなにテレビや雑誌、ウェブ等を通じて、盲ろう者の支援の存在を広報しても、それを最も必要としている盲ろう者にはその情報が届かないためです。
まだまだ社会から置き去りにされている盲ろう者は少なくありません。周りにいる人が盲ろう者の手を取って、てのひらに文字を書いて情報を伝えてくれる、そんな社会を実現するために、今後も活動していきたいと思います。

更新日:2009.11.9
10月から毎週木曜の日中、「生活技術向上学習会」(盲ろう者を対象とした活動プログラム)を開催しています。主に盲ろう者支援センター内の「交流・研修室」を使って、お菓子作りや編み物、ウォーキングなど様々な活動をしています。自宅にいても、テレビも新聞も読むことが難しい盲ろう者。日中、活動できる場を用意することで、閉じこもりがちな盲ろう者が生きがいを持って社会参加できる機会を提供しています。
MESSAGE ご覧の方へ
盲ろう者は、「光」と「音」が失われた状態で生活しているため、独力でコミュニケーションや情報入手、移動ができない、あるいは極めて困難な状態に置かれています。
つまりこれは、コミュニケーションできる相手が制限され、入手できる情報も制約され、そして、自由に移動することが許されていない状態であり、まるで牢獄に閉じこめられているような生活です。目には見えない「透明な壁」に幽閉されている状態です。
多くの盲ろう者はこのような「牢獄」から抜けだし、社会の中で精一杯、力を発揮したいと望んでいます。学び、働き、交流し、皆と共に暮らすという、生きている手応えのある人生を送りたいと願っています。

団体概要

「東京盲ろう者友の会」は、盲ろう者(視覚と聴覚に障害を併せ持つ者)の自立と社会参加を促進することを目的とするNPO法人です。
昭和63年、福島智氏(現・東京大学先端科学技術研究センター教授)の大学進学を支援する会がきっかけとなり、東京やその近郊に住む盲ろう者や家族、ボランティア等によって準備会ができ、交流会の開催や会報発行等の活動を始めました。徐々に参加者も増え、平成3年には正式に「東京盲ろう者友の会」として活動を開始しました。
平成13年にはNPO法人格を取得し、さらに、平成20年4月からは「認定NPO法人」として国税庁から認定され、地域に根ざした盲ろう者福祉団体として活動を続けています。

名 称 特定非営利活動法人 東京盲ろう者友の会
代表者 山岸 康子
所在地 〒111-0053 台東区浅草橋1-32-6 コスモス浅草橋酒井ビル2階
電話/FAX 03-3864-7003 / 03-3864-7004
メールアドレス tokyo-db@tokyo-db.or.jp
URL http://tokyo-db.or.jp
備  考 任意団体としての活動開始 : 1991年4月30日
NPO法人格取得 : 2001年8月15日
認定NPO法人認定 : 2008年4月1日〜2010年3月31日

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