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現場の知識と実行力で、日本の自然を守るNGO ― 財団法人 日本自然保護協会
まず最初に、プレコラにご賛同いただけた理由をお聞かせいただけますか?
寄付のしくみとして、とてもユニークだと感じたからです。
自然を守るには、一人ひとりの気持ちや行動がとても重要ですが、社会全体が自然を守る構造になっていることが必要です。NACS-Jは、そういう社会の実現に挑戦しているNGOだと思っています。
ただし、日本では社会全体のことは給料から天引きされた税金で行政がうまくやってくれた時代が続いてきたので、自分で寄付する意識が薄い。へたをすると、「NGOなんて天下りが国からの補助金でやっている組織」くらにしか思われない。NACS-Jの主な財源は個人からの寄付や会費ですから、一人ひとりが税金ではなく自分の意志で寄付するしくみを作ることは、日本の自然保護にとって緊急課題の一つだと感じていました。


普段、どんな活動を行われているのですか?
日常の仕事は、企業のPDCAサイクルの積み重ねと同じです。計画し、実行し、結果を検証して、改善策や次の施策を講じる。目的が、経済活動で収益を上げるのではなく、持続可能な社会のために生物多様性を保全する、という点が違いです。
スタッフは非常勤を含めても29人なので、企画から雑務まで何でも行います。
日常的に自然の異変に目を配っているのは全国の会員で、全国的な重要案件は地元の会員らと一緒に取り組みます。現地調査では海に潜ったり山にも登ります。
集めたデータをパソコンに入力しては分析し、計画見直しの交渉に出かけます。市民ができるモニタリング手法を研究しているスタッフもおりますし、自然観察会のボランティアリーダーを養成する講習会担当スタッフは受付から販売員や実習講師まで全てを行っています。


今後、どういった活動を予定されていますか?
2010年に日本で「生物多様性条約」の締約国会議が開催されます。
この機会に日本の「生物多様性」保全のしくみを世界に誇れるレベルに飛躍させたいし、日本での取り組みや日本らしい自然とのつきあい方は、もっと世界に発信していきたいです。
生物多様性の保全は、温暖化と並ぶ地球規模の緊急テーマで、日本も国家戦略をつくって取り組んではいるのですが、絶滅の危機にある生き物は発表のたびに増えています。
日本は、四季があって森が広がる自然豊かな国なので気がつきにくいけれど、地域レベルでの生物の絶滅は深刻。
地球規模の絶滅も、考えてみれば当然ですが地域ごとの絶滅の積み重ねの結果です。
温暖化と生物多様性は表裏一体の課題。温暖化については危機感を持って行動を起こす人が増えたので、ぜひもう一歩視野を広めてもらいたいです。


最後になりますが、御社が目指す方向性(理想像・社会・モットーなど)について教えていただけますか?
今は世界遺産になっている白神山地のブナ林は、15年前には伐採計画がありました。
愛知万博でシンボルになった里山は、当初の設計図ではパビリオン、終了後は住宅地となっていました。
以前のブナは、木材としての価値が低く「木無」木ヘンに無いという字を当てられていましたが、森林生態系としての価値に気づいたことで世界遺産になりました。愛知万博でも、身近な雑木林が「里山」という地域にとって大切なものと気づいたことで計画を変更したのです。
社会全体の価値観が変わるほどの出来事でしたが、もとは地元の方が声を挙げたのがきっかけでした。身近な自然を見守り、大切につきあい、次の世代に受け渡していく。豊かな自然があることで、くらしを豊かにする。
身近な自然を誇れる、そんな生き方をする人が増えてほしいと願っています。

更新日:2010.03.01
観察会の様子
「はじめよう自然観察」NACS-J展示会
2010年4/1(木)〜5/19(水)

この春、東京・有楽町にて身近な自然観察をテーマに展示を行っています。自然や生きものが大好きになる絵本もたくさん。ぜひ見に来てください!

■会場
丸の内さえずり館(JR有楽町駅日比谷口、東京メトロ有楽町駅、日比谷駅D2出口直結)
千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F
Tel/Fax:03-3283-3536
■日時
2010年4/1(木)〜5/19(水)月〜金曜 11:00〜19:00 ※土日・祝・年末年始は休館
■入場料
無料

●今日からはじめる自然観察ミニセミナー企画
4/20「絵本を使って自然観察」を開催!
絵本の活用法について、小学校教諭の自然観察指導員講習会講師、植原彰さんの生のお話を聞けるセミナーを開催します!自然観察指導員の方だけでなく、お子さんをお持ちのお父さん、お母さんも、絵本を持って自然の中に出かけてみませんか。NACS-J会員以外の方も大歓迎!お友達をお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
■日時
4月20日(火)19時〜20時30分
■スピーカー
植原 彰(乙女高原ファンクラブ代表世話人)

●次回ミニセミナーは「川の自然をかんさつしよう 〜自然しらべ2010」
■日時
5月14日(金)19時〜20時30分
■スピーカー
槐 真史(厚木市郷土資料館)
■主催
NACS-J
■定員
各回先着40名
■参加費用
無料
■申し込み
丸の内さえずり館 TEL:03-3283-3536(月〜金11〜19時) Eメール:saezurikan@yahoo.co.jp
MESSAGE ご覧の方へ
講習会の様子
■あなたも自然観察指導員になりませんか
地域に根ざした自然観察会を開き、自然を自ら守り、自然を守る仲間をつくるボランティアリーダーになりませんか?
身近な自然のために、活動してくださる方の大募集です。
1978年のスタート以来、受講者は2万4000人を超える、定評のある講習会です。あなたらしいスタイルで自然保護するヒントがいっぱいの2泊3日。 自然の見方がきっと変わります!
参加費は約2〜4万円です。詳しくは(http://www.nacsj.or.jp/sanka/shidoin/)をご覧ください。
(受講料、保険料、初年度登録費、宿泊費、食費を含む)

■2010年度の開講スケジュール
・講習会
東京6/11(金)〜13(日)千葉6/25(金)〜27(日)秋田7/17(土)〜19(月・祝)福井7/30(金)〜8/1(日)京都9/18(土)〜20(月・祝)新潟9/24(金)〜26(日)神奈川10/1(金)〜3(日)鳥取10/9(土)〜11(月・祝)大分11/5(金)〜7(日)埼玉11/12(金)〜14(日)
・生物多様性実感研修会
兵庫11/26(金)〜27(土)愛知2011年1〜2月 予定
ご参加、お待ちしています!
※追加開催の予定があります。
詳細は会報『自然保護』・NACS-J webサイト(http://www.nacsj.or.jp/sanka/shidoin/)で随時お知らせします。

団体概要

(1)科学的な調査に基づいて生態系と生物の多様性を守り、そして持続的な社会を目指します。
(2)自然の仕組みを生かした社会づくりを提案します。 だれでも気軽に参加できる自然と親しむ会を開催しています。
(3)年5000円の会費や、寄付という貴重な志で運営されています。
(4)多彩なジャンルの協力者、ボランティアの方たちとともに、力強いNGO活動を展開しています。

名 称 財団法人 日本自然保護協会
代表者 理事長 田畑貞寿
所在地 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F
電 話 03-3553-4101(代表)
URL http://www.nacsj.or.jp/
備  考  

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